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来栖先輩、831
【体験談】
投稿者/優輝

2月26日(水)

季節は過ぎていく…冬季オリンピックも終了した、都内には何十年ぶりかの積雪を記録した雪が降った。

先輩との生活も残りわずか…3月20日が卒業式の予定日。3回生の先輩達は合宿所も引き払って、それぞれの実家に帰省している。

まあ、先輩と三浦先輩はマンションに住んでいる…原田先輩も合宿所を出て、笑っちゃうけどマンションに居候って感じ。今日は…というより、今夜から先輩達は朝から卒業旅行とかで帰宅しないみたい。部屋には僕だけが残っていた。

僕が寂しがると可愛そうだから…なんて言って、顔を合わす夜なんかは多忙にも関わらず話し相手をしてくれてる。先輩達は日に日に、学生さが消えていった。

暫く、エッチもしていないけどリクルートスーツっての?おねだり出来ないから、我慢していたんだ。やっぱり、大学生の3年だったけど長いようで短い夢を見ていたのかなぁ?そろそろ解放してあげた方が、先輩達にとって将来の為だよね!?…なあんてセンチになった僕がいた。

時間が流れてるけど、何も手に着かない今日この頃だ。涙も出ない…夢見てたんだろうな。僕も4月から最上級生になるんだし、女の子でも作ろうかな…なんて思ったりもしていたんだ。

まだ時刻は午前10時、いつものように、野球の練習に出掛けようと用意をした…こんな日が、2週間以上続いてたのに僕は生きていた。

大学のグランド
練習着に着替えて、グランドを走っていた。キャンパスは春休みという事もあってか、人影は疎らだった。静かな自分だけの時間が流れてるけど、こんな日々は大学入学した時から無かっただろうな。

『お〜い!』誰かが呼びながら、走ってくる。『何だよ…優輝、一人真面目に練習やってんの?』一之瀬かぁ…オマエ、岐阜に帰らないの?『優輝も京都帰省しないの?』同じ事聞くなよ。『暇だからさ!新宿でも行かないか?』やだよ…カッペばかりじゃん!!良ければ、キャッチボール付き合ってくれないか?『オマエ、野球というか、身体痛めつけるの好きだね。』取り柄が無いんだよ。『そんな頑張って辛くねえ?』解んない。

『OK!付き合ってやるから待ってろ!!着替えて来るからさ!』ゴメンな!『何言ってんだよ…親友だろ!?遠慮するんじゃねえよ。』原田語出たぁ〜!!『話し方移っちゃったよ。』先輩が聞いたら、伝染病かよぅ…って言いそうだな。『じゃ、着替えて来るからな!』待ってるよ。


03/17 10:46 TS3Y[]

【コメント/感想】

[1]ヒカル
卒業前のセンチメンタルっすか?
03/23 23:37 PC[]

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