生い立ち

強制的に排除した忌まわしい出来事もあり断片的ではあるが微かな記憶を頼りに綴ってみる

1975年生まれ:A型
家族構成:両親、妹

乳幼児時代
体の色が紫色だったらしい
母親が言うには「猿の惑星」を見すぎたせいで周りから猿が生まれたと言われたらしい

保育園時代
殆ど記憶はないが、生き物が好きで昆虫を捕まえていた

幼稚園時代
冬の時、湖面が凍った池の上を歩いていた時、氷が割れ極寒の水で溺れた
他に自分以外の二人がいたが、一人は「逃げよう」と言った
もう一人は「可哀想だよ」と言って自分の事を助けようとして一緒に溺れた
生か死かという一刻を争う時でも、幼稚園児の幼い頭でもその場面場面の言葉や風景は今でも覚えている
この頃から人見知りでおとなしいという認識は幼いながらに自己分析していた
幼稚園時代の写真はちらほらあった気がするが赤ちゃん時代の写真をなぜか見たことがない
時代的には写真も動画も普及していたはずだがなぜだろう?

小学校低学年時代
おとなしい子供ではあったが数人の友達はいた
この頃は勉強も運動も苦ではなかった
生き物を躊躇なく殺し始めたのもこの頃から

小学校中学年時代
親戚の集まりや大人数の学校行事もこの頃までは楽しかった
落ちこぼれという意味でこの頃から周りと勉強や運動に差が出てきた
遊ぶ友達も減った
万引きしたのもこの頃から

小学校高学年時代
家の都合で引っ越し、学校も転校した
転校したことにより友達は皆無になった
両親は共働きの為、家でも学校でも常に孤独だった
空想、想像、妄想でこの頃から自分の世界が創られていった

中学生時代
ますます勉強と運動ができなくてさらに追い越された
クラブ活動も殆ど出なかった
受験を控え深夜まで起きていることが多くなり、この頃から両親にばれないように深夜を徘徊し始めた
初潮を向かえ心と体のバランスに違和感を覚え始める
自分なのに自分ではない感覚
自慰を13才で覚えるが自慰をする自分に嫌悪感を感じた
万引きと生き物虐待がエスカレートしていった
そして始めて警察に補導される
指紋採取された時、この世には、もはや自分のいる場所がないと感じた

高校生時代
自分を変えるチャンスだったが高校生になっても自分の中では何も変わらなかった
窃盗、虐待、自慰、自傷、自殺願望、ますます自分の殻に閉じこもり家でも学校でも誰とも話さなかった
そしてまたもや警察に補導され家庭裁判所送致される
高校では無期停学を受ける
なぜこんな無駄な過ちを繰り返す人生なのだろう?
ストレスで顎関節症になった

大学生時代
可もなく不可もなく目立たないように静かに過ごす
誰とも接することもなくただ籍を置き淡々と日々を消化する毎日
自分はこの世に存在してはいけないという心情だった
それは今も変わらない

二十代
ほとんど記憶や思い出が思い出されない
それほど充実してはいなかったということ
恋人が欲しいと思ったこともなければ、人を好きになったこともない
他人はおろか家族にさえ心を開けない
正社員で入社したが回りと馴染めず僅か一年半で一身上の都合で退社する
その後は派遣で数ヵ月働いては、ひきこもり生活の繰返し
そしてある時、不法侵入で警察に捕まる
取調室の雰囲気は惨めな気分に陥り、今までの自分の人生を根掘り葉掘りさらけ出され、自分の人生を否定される閉じ込められた冷たい空間
自分の心はこの時、完全に壊れ誰も信用しなくなった

三十代
相変わらずひきこもり生活
完全に生き方を間違えた典型的な底辺の人間
このまま行けばホームレス確実だがホームレスになってまで生に執着はない
むしろ社会に何の役にも立っていないのに、なぜ今も生きているのか疑問に思う
こんな屑みたいな人生なんだから早く決心して死んじゃえばいいのに
窃盗、虐待、自殺は他人や家族にも迷惑がかかるので落ち着いてきた、というより自制している
でも心の闇のバランスを解毒しないと、と考えた場合残されているのは自慰しかなかった
以来、自分にとって自慰とは性処理ではなく生きる為の排泄となり現在に至る

以上




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